山形にいるからこそ

福島原発から避難してきた子ども達。山形に来て2回目の冬。去年も大雪。今年もだいぶ積もった。山形のお隣、福島といえども雪はほとんど積もらないという。特に福島浜通り地方は積雪はないと言う。そんな子ども達は、雪遊びを始めても足の冷たさに我慢できずにすぐに部屋の中に入りたいと言ってくる。しかし、何度か雪遊び、そりすべりを繰り返すと、その面白さやスピード感に触れて、雪まみれで遊べるようになった。特に4,5歳の大きい子ども達は、そりすべりはもちろんのこと、ウエアーのまんま坂を転げまわる。今日は、教え子も来てくれてのそりすべり。スキーウエアーの色が変わるほど雪の中で楽しんだ。2年前、山形でこんな冬の過ごし方をするなんて誰が想像したことだろう。でも、親にとって大変な生活は変わらないにしても、子ども達が元気に遊ぶ姿で、なんとか毎日の生活の励みにしてもらいたいと思う。