庄内は遊佐町、箕輪鮭孵化場、「丸池様」

庄内に行ったら必ず立ち寄るところ、行かなければならないところがあります。教員を始めて5年目に出会った「箕輪鮭孵化場」の「カンスケさん」・・出会って20年毎年秋から翌年の春にかけて「孵化場」の「カンスケさん」と話すこと、「カンスケさん」とコーヒーを飲むこと、「カンスケさん」の語りに耳を傾けること、それがわたしの日常でした。その「カンスケさん」が逝って丸2年。今日も教え子達を連れて「孵化場」に行きました。孵化場の「ブランド」になっていた「カンスケさん」に私の教え子達も会わせたかった。そんな「カンスケさん」がいない「孵化場」は静かでした。「孵化場」の裏にある「丸池様」・・鳥海山の伏流水が神秘な色で湧き出てくるところ。一人では行ってはならないころ、白ヘビがいるところ、そんな「丸池様」に教え子達と。昨晩はそんな教え子達と笑い合い尽きない話の夜を過ごした。わたしの初めての「卒業生」・・35歳の大人になり、親になり、それぞれの社会で生きている。私が教え子達に与えること、教えることはないが、教え子達からもらうことは山ほどある。教え子達が今を生きているその話に勇気をもらえる。わたしの「生きる力」をもらえる。大人になった子ども達であるが、わたしにとってはいつまでも「いい子達」です。

神秘の沼「丸池様」