原発、放射能・・・

「原発」「放射能」で山形で暮らす福島の子ども達と、山形市の西蔵王高原にある「野草園」に行ってきました。山形は、毎日36度、37度の猛暑続き。でも高原にある「野草園」は、少しだけ涼しい風が吹いていました。

夏の野草が咲き誇っていました。緑の木々、緑の草の中に、自己主張するかのように赤や黄色の花が咲いていました。福島の子ども達と一緒に「木片」でのコマ作り。表面をやすりで磨いてきりで穴をあけてつまようじを刺して出来上がり、、、ですが、長く回る続けるコマにするのはなかなか難しい作業でした。

 福島は相馬市から避難してきた3年生の男の子。学校の半分が津波の被害を受け、学校は修復されても自由に外で遊べない、ということから福島のおじいちゃんの家に一時避難、そこも放射能が心配ということで山形の小学校へ。お父さんは相馬に残り仕事を続けていると言う。週に一回お父さんは山形に来る。小学校3年生、わずか9歳の男の子の口から「放射能が、、、」「原発が、、」との言葉。それでも山形の生活の中で仲良しの友達を作り、「ここでの生活が楽しくなってきた」という。子どもは前を向いて歩いている、ここで生きようとしている。そんな子供たちのために、将来を生きる子供たちのために、大人はやることがたくさんある。この子ども達の明るさを信じて、支えていきたいと思った。