絵本作家きくちえつろう

「きつねの森」

「コンコン神社の銀のかぎ」

そして

「コンタがたいへんだぁ」

絵本ができるまで・・・

 

だれにだって

「絵本」が書けるよ。

 

子どもたちと

生活から生まれた「絵本」。 

「きつねの森」

山形市の鈴川小学校の先生をしていた頃、吹奏楽部の顧問をしてました。その年の曲は「フオックスフアイヤー“きつね火”」でした。とっても素敵な曲で、6年生の女の子が「先生、お話が浮かんできそうな曲だね」と話をされました。「だったら、先生もお話考えてくる!」と伝えました。その夜一気に書き上げたのが「きつねの森」です。さっそく次の日、その生原稿の読み聞かせ。そしたら、演奏の感じが変わったのです。メリハリのある温かい曲の流れになったのです。「わたしの作る物語がこんな風に伝わるんだ!」と思って、「だったら、形にしよう!絵本にしよう!」と絵本作りが始まりました。その当時の山形大学で美術を学ぶ「いたさかきよこ」さんに絵を描いてもらい、「きつねの森」が誕生しました。絵本完成の日、吹奏楽部の演奏する「フオックスフアイアー」ともに、「きつねの森」の読み聞かせ。「きつねの森」出版記念コンサートが開催されました。

「コンコン神社の銀のかぎ」は、山形市の北にある「神明神社」にまつわるお話です。その神社の立て看板に「銀の鍵」のお話が書いてありました。その村に住む人たちが、「伊勢神宮」から守りうけた「銀のかぎ」をみんなで守ってきたことで、水害や台風など、災害に見舞われることなく平和に過ごしてこれた、というお話が元になってます。神社を取り囲む生き物や自然を描きました。「みんなで力を合わせることの大事さ」を、子ぎつねのコンタを取り囲む仲間と一緒に書き上げました。

「きつねの森」「コンコン神社の銀のかぎ」に続く「きつねの森シリーズ」第3弾は、「コンタがたいへんだ!」

コンタが突然いなくなった!コンタは、森のはずれの川にいた。「サケ」が上ってくる川のほとりにいた。コンタが見つめていたのは、その川をいつも見ている「カンスケじいさん」

少しずつ少しずつ、コンタとカンスケじいさんとの距離が縮まって行く。次第にカンスケじいさんの不思議な魅力に取りつかれて行く。

カンスケじいさんの生き様とコンタとの不思議な関係。どんな物語かは、もうちょっとお待ちください。ただいま製作中です。今年の秋の終わりころ発売予定です。

「きつねの森」シリーズ第3弾「コンタがたいへんだ~カンスケとコンタのものがたり」

カンスケさんが生きた山形県遊佐町箕輪「鮭孵化場」「牛渡川・丸池さま」を舞台にしたコンタとカンスケさんの交流を描いた物語。2011年11月に天国へ旅立ったカンスケさんに捧げる。

「つっくん」東京、世田谷「烏山杉の子保育園」園長。杉の子保育会理事長星野勤氏に捧げる物語。自然の営み、四季の移り変わりを敏感に感じることの素敵さと目を向ける大事さを山形の自然を背景に描いた物語。絵は杉の子保育会のの保育士前田究氏のクレヨン画。

「ゆきだるま」山形でALTとして活動するアメリカシカゴ出身コナーロジャーズによる絵。子ども達に贈ってくれたクリスマスカードの絵に感動し熱烈オフアーをし絵本が完成。アメリカ人の描く少年の表情にも注目してほしい作品。ゆきだるまが優しく男の子の日常を見守るあったかほんわかストーリー。絵本発売記念コンサートも実現!!