毎日の通勤の途中に、山形県旧県庁「文翔館」がある。大正5年建築の重要文化財。秋は職員が毎日のように落ち葉の掃除をしている。冬は「雪つり」の庭やイルミネーション。東北芸術工科大学の学生の作品が正面の庭に展示されることもある。この時計台は、現在稼働している時計台のなかでは、札幌の時計台に次いで古いという。地上25メートルのところのある時計台の「ネジ」は、5日に一度、時計職人がネジを回している。正面のテラスは映画のロケに使われたり、正面玄関をあがったところの階段もドラマのロケに使われる。建造されてもうすぐ100年、これから100年、200年、その姿は変わらない。
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