ママ達の話

前回に引き続き「石巻の子ども達への学習支援」の勉強会の後は、必ずママ達との話し合いを持つ。

震災後2年、仮設住宅での生活が長引き、それぞれの生活が見えてきたからこそ生じる問題が出される。

仮設から通う子ども達と自宅から通う子ども達とのズレ、歪み。「死ね」「うぜえ」「きもい」「くんな」・・まだ一人でトイレにいけない子ども達の恐怖感。震災後から1学期の、、つまり1学期6月までの学習が身についていない。絵は「黒」「津波」の絵から、次第に「色」がついた絵が描けるようになったこと。話はつきない。さて、私たちができることはささいなことだが、続けることで何か子ども達のほんの少しのよりどころになればいいと思う。だからこれからも「一緒にいて当たり前の関係」になるまでこの「学習支援」は続けていきたいと思う。

 

更地になっただけで何も進んでいない「石巻・日和山公園」からの街並み。