お雛様

8年前不慮の事故で天国へ逝った教え子宅へのお参りへ。1ヶ月に一度はその家族へ会いに、そして手を合わせに行っている。仏壇の横には「お雛様」が飾ってあった。穏やかな顔して教え子の横にあった。教え子は18歳になっていたであろう今、どんな進路に決まっていただろう。今となってはそんな「今」を穏やかな顔して話してくれる家族。私が行くことで、教え子の想い出をなつかしく想い、そして「どこの高校に行っていたかな?」「どこの大学に決まっていただろうか?」と話がはずむ。野球少年だったその教え子。想像でしかない教え子の「今」だけど、家族は和やかに話してくれる。また、「今」を、「将来」を話にいきたいと思う。