再会

この時期飛び込んでくる雪国のニュース。白田に住む教え子の父親が除雪中の事故で亡くなった。1,2年生の時に担任したその子はすでに野球少年だった。子ども達はもちろんのこと、お父さんお母さんが仲良くなろうよ!と声をかけ、よく飲み会をした。その父親は必ず顔を出してくれる優しいお父さんだった。2年前の春、卒業式の教え子は、たくましい少年になっていた。子ども達の卒業を祝いながら父親と酒を酌み交わした。葬儀の中で私を見つけた教え子は、軽く頭を下げてくれた。「ぼくが家族を支えます!」と父親に伝えた。葬儀の中に同級生の顔もあった。「代表で来たのか?」と聞いたら、「ぼく、お世話になったから!」とつぶやいた。そして「先生、年賀状ありがとうございました」とも言ってくれた。1,2年生のころやんちゃ坊主だった教え子は、優しさあふれる顔になっていた。親しい親とも顔を合わせた。「先生!!こんなところで再会するなんてね!!」と目を潤ませていた。中学2年生、一段と大人びた教え子達。この子達とこれからもつながって行こうと思う。