ケーブルテレビ

福島原発からの「自主避難・母子避難家族」のために設立された保育園をサポートしてきて2年半になる。その2年半の間子ども達の日常を撮影し続けてきた地元のケーブルテレビがこのほど、震災後4年という区切りの中で放送された。当初20人足らずでスタートした保育園は、40人までぞうかしたが、この春は福島に帰る家族も増え今では23人の子ども達が生活している。私は唯一の男性スタッフとして子ども達やママ達と関わってきた。教員を早期退職してその半年後に再び子ども達の中にいる自分に戸惑いも感じたが、週末にしかパパと会えない子ども達の中に自分がいる意味はあるのではないかと自分に言い聞かせ毎日を送っている。そんな子ども達との生活の中で、来週21日には2回目の「卒園式」を迎える。山形の小学校に入学する子もいれば地元福島の小学校へ入学する子もいる。それぞれの子ども達にとってこの「山形」この「保育園」での生活が確かないい思い出であってほしい。