あれから10年

12月18日は忘れられない大事な日だ。今から10年前、当時10歳、4年生だった教え子が突然不慮の事故で天国へ逝った。猛吹雪の日だった。酒田からの帰り道、ワイパーが効かないくらいの吹雪の中、前の車の後を追った。家に帰ると当時の校長からのFAXが流れていた。教え子の事故を知らせる短い文章だった。野球少年だった教え子、そして家族思いの教え子は、当時の町の「広報」に家族のことを書いた作文を寄せた。亡くなった年は、毎週のように教え子宅に顔をだし、家族と話した。学校での様子を話すことを家族は喜んでくれた。あれから10年、教え子は20歳、どんな若者になっていただろう?今晩はその友人たちが顔を合わせる。わたしの大事な教え子は天国にもいる。